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不起訴処分になり1軍でのプレーが可能となった。謝罪会見を開き、今季中に1軍復帰することで西武ファンの理解が得られるだろうか。FA権を取得しても、他球団に移籍するイメージがわかない。西武残留、FAでの他球団移籍が共にイメージを描けない中、「第3の選択肢」として考えられるのが、トレードでの放出だ。 スポーツ紙記者はこう語る。 「今後西武でプレーして活躍しても、ファンからの信頼を取り戻せるかというとそうではない。グラウンド外のトラブルと野球は別物ですから。山川の野球人生を考えると、大幅減俸して違う環境でゼロからやり直した方がいいと思います。西武にとってトレードで放出は大きな痛手ですが、チームは若返りを図る時期でもう一度土台から作り直した方がいい。若手の育成に定評があるチームなので、山川が抜けても低迷期は長く続かないと思います」 そしてこう続ける。 「むしろ、今季の低迷は山川不在より、ベンチワークのまずさなど違う点が要因だと思います。FAなら獲得のハードルが高いですが、トレードは救いの手を差し伸べたという見方ができる。もちろん、批判の声はあると思いますけどね。ただFAよりは獲得の需要があることは間違いない」 セリーグ球団の編成担当も、この意見に同調する。 「トレードなら獲得に前向きな球団もあるでしょう。あれだけの強打者がプレーできないというのは、プロ野球界にとって大きな損失になる。山川に対する世間の視線は厳しいが、セカンドチャンスを生かせば取り巻く空気も変わってくる」
無償トレードで想起するケースが、日本ハムから21年のシーズン途中に移籍した巨人・中田翔だ。日本ハムに在籍していた同年8月4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の試合前、ベンチ裏で後輩の選手と会話した際、腹を立てて突発的に手を出したことが判明。日本ハムは中田翔に対して、統一選手契約書第17条(模範行為)違反で1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を科したことを11日に発表した。 球界に衝撃が走る中、さらに驚きのニュースが飛び込んできたのが9日後の20日。日本ハムから巨人に無償トレードで移籍したことが発表した。巨人の球団事務所で入団会見に臨んだ中田は金髪だった髪を黒く染め、ひげも剃って騒動を謝罪した。この移籍は大きな波紋を呼んだが、中田は勝負強い打撃でチームに貢献し、昨オフに新たに3年契約を結んだ。 刑事事件となった山川と中田は比較できないかもしれない。ただ、NPBでプレーを続ける道を模索するならトレードの選択肢がゼロとは言えない。「4番・一塁」で山川を最も必要としている球団は西武だが、どのような決断を下すだろうか。 (今川秀悟)
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トレードでしょうか。
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