【記者レポート】
「小学校の建設予定地で、重機が忙しなく動いています。埋まっているごみの搬出に向けた作業が始まります」
渦中の学校法人「森友学園」の小学校の建設予定地で、格安となった理由とされる「地中のごみ」を搬出する作業が始まりました。
国会で連日追及を行う民進党の議員も28日朝、現場を視察。
【民進党・辻元清美議員】
「きょう掘り返すと言っているから、作業するんでしょうか。ちょっとあきれますよね。指摘されたから、あわてて掘り返して、仮に置いていたとすれば、なんとか、逃げられると」
財務省は、豊中市の国有地を「地中に生活ごみが埋まっている」ため、撤去費用として、鑑定価格よりも8億円以上値引きして売却していました。
しかし、現場で作業を請け負った男性は…。
【作業員の男性】
「2000立方メートルほど盛土がしてあって、その盛土が汚染土。その汚染土の搬出は基本的にしないと。どうもない土を掘り起こして、それを搬出してほしい。そこに、汚染土を埋めてくれと」
問題が取り沙汰された直後、森友学園はホームページで「埋め戻しではなく、地中に仮置きしてるだけ」と反論し、1年近くあった汚染土から、ごみと土を分別し始めました。
作業員の男性と森友学園との言い分は食い違いますが、産業廃棄物が放置されていることには変わりありません。
豊中市は27日、産業廃棄物の保管管理場所を示す掲示板がなかったことを確認していて、法令違反にあたると指導しました。
【記者レポート】
「現場の一角に突如、掲示板が設置されました。きのうまで、こういった掲示板は、貼られていませんでした」
この問題について28日の国会でも安倍首相に追及が…。
【民進党・小川敏夫議員】
「森友学園の籠池理事長と会ったことは?」
【安倍首相】
「私は個人的な関係が全くないと言ってもいいと思う」
改めて森友学園との個人的な関係を否定した安倍首相。しかし、昭恵夫人が小学校の「名誉校長」だったことも事実で、この件については先週…。
【安倍首相(今月24日)】
「突然その場で、この籠池さんかな、籠池さんから紹介されて拍手をされた。その場でそれは(名誉校長を)お引き受けできないとはっきり言うことはできなかったわけでございます」
夫人が森友学園で講演会を行った時に名誉校長就任を頼まれ、断れなかったと説明しています。
そんな中、関西テレビはおととし9月、森友学園で講演する昭恵夫人の映像を入手しました。
【講演会での昭恵夫人】
「こちらの教育方針はたいへん主人も素晴らしいと思っていて、先生からは安倍晋三記念小学校という名前にしたいと当初は言っていただいていたんですけども、もしお名前を付けていただけるのであれば、総理大臣をやめてからにしていただきたいということで」
このように森友学園の教育方針に賛同していました。
そしてこの後、籠池理事長から昭恵夫人が「名誉校長」に就任したとの報告が…。
【森友学園・籠池理事長】
「内閣総理大臣夫人の安倍昭恵先生にですね、瑞穂の國記念小學院の名誉校長になっていただいたということをご報告申し上げました。拍手ください」
立ち上がって一礼する昭恵夫人。
再び壇上に上がると…。
【講演会での昭恵夫人】
「素晴らしい小学校ができるということで、私も名誉校長で私でいいのかしらと思いますけど…なにか籠池園長、副園長の本当に熱い熱い国に対する教育に対する思い、お手伝いできればというふうに思っているいるところです」
このようにあいさつしていました。
安倍総理との関係から、地中に埋まったごみなど、森友学園をめぐり問題が次々と浮上する中、学校の設置認可を出す松井大阪府知事が28日朝、この問題に言及しました。
【松井知事】
「廃棄物によって、子供の健康に悪影響があるなら、教育庁として認可できないことになる」
松井知事は豊中市の調査結果を待った上で、小学校設置を認可できるか判断するとしています。
(関西テレビ)
くだらない言い訳をする学校法人に呆れる。
目指すところは、立派な教育よりは、大阪商法的な金儲けだろう。
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