甘い外寄りのスライダーに自然と反応した。バットを振り上げるような大谷の豪快なスイング。打球は強烈なライナーで左翼席へ消えた。
3点リードの5回1死。大竹寛から自身出場2試合ぶりの4号ソロ。ロッテ・ダフィーらと並び、再びオープン戦トップに浮上した。「少し甘く入ってきた。しっかり自分のスイングができた」と淡々と振り返った。
驚異のペースで本塁打を量産している。右足首の痛みが回復し、14日のDeNA戦(札幌D)から1軍復帰すると、出場7戦で4発。「集中して打席に入れている。ホームランを打ちたい欲はずっと思っていたけど意識して打てる感じはない。常に強いスイングを心掛けている」と、長打力に磨きがかかってきた。
内角球を引っ張っての2発。外角はこの日のように逆方向へ2発、と打ち分けている。今季視察したあるメジャースカウトは「去年より引きつけて打とうとしているように見える」と、打撃の進化を指摘した。
欠場となったWBCの無念を晴らすかのような打撃だ。3年後の東京五輪、そして次回のWBCについて聞かれ「いつかああいう舞台に出るのは夢なんじゃないかと思う」と前を見た。今オフにもメジャーに移籍する可能性があるが、侍ジャパンへの思いは別格だ。この日は開幕投手の有原を援護。「使ってもらえたらその場で結果を出せるようにしたい」。31日の開幕・西武戦(札幌D)へ向け、打者・大谷の準備は整ってきた。(岸 慎也)
(スポーツ報知)
WBC辞退で上出来だろう。
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