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菅義偉首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が20日、衆院本会議で始まった。首相は新型コロナウイルス感染症への政府の対応について「根拠なき楽観論に立って対応が遅れたとは考えていない」と述べた。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。枝野氏は、首相が「GoToキャンペーン」にこだわって対応が遅れたと指摘し、「都合の悪い情報を無視、過小評価することを『正常性バイアス』という。根拠なき楽観論で対応が遅れたと言わざるを得ない」と質問していた。
枝野氏は現状を「感染爆発と呼ばざるを得ない」とし、1月7日の緊急事態宣言発令について「私たちは昨年12月18日には決断すべきだと提案していた。なぜこんなに後手に回っているのか」と追及した。首相は「専門家のご意見もうかがいながら判断してきた」と繰り返し強調し、対応の遅れを真っ向から否定した。
2020年度第3次補正予算案にGoToトラベルの延長経費1兆円が含まれていることに関し、枝野氏は「ピント外れの極みだ」と批判し、感染症対策に組み替えるべきだと質問。首相は「雇用や事業の支援に加え、予備費を確保している。組み替えなくても拡大防止に十分だ」と組み替えを否定した。「緊急事態宣言に基づき、強力な対策を講じることで何としても感染拡大を食い止める決意だ」とも語った。
立憲の逢坂誠二氏は、内閣支持率の下落が続く要因をどう分析するかをただしたが、首相は「国政を預かるものとして、今後もご指摘を謙虚に受け止める」と述べるにとどめた。首相は逢坂氏への答弁で、感染による自宅・宿泊療養者の人数は13日時点で全国で3万8011人に上ると説明。救急搬送の困難事案は前年比で全国で約2・2倍に増加していると説明した。【飼手勇介、畠山嵩】
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代表質問と答弁は、不要でネット公開で足りる。今後の有効なコロナ対策を協議してもらいたい。
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