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【AFP=時事】国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催されている英北部グラスゴーで5日、各国首脳に対し気候問題への迅速な対処を求める若者主導の大規模な抗議デモが行われた。デモで演説したスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんは、COP26を「失敗」と呼び批判した。 トゥンベリさんは「これはもはや気候会議ではない。グローバル・ノース(北半球の先進国)によるグリーンウォッシュ(偽善的な環境への配慮)の祭典だ」と糾弾。「COP26は失敗であることは秘密ではない」と非難した。 COP26では200近い国・地域の代表がグラスゴーに集まり、気温上昇を産業革命前から1.5~2度以内に抑えることを目指す地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」の目標達成方法を協議している。 1週目の会議では、各国が石炭の使用を段階的に廃止し、国外の化石燃料事業への融資を停止すると表明したが、科学界で必要性が叫ばれている大規模な脱炭素化に向けた具体的計画は打ち出されなかった。化石燃料関連の誓約に先立ち発表された報告書では、2021年の世界の二酸化炭素排出量が新型コロナウイルス流行前の水準に逆戻りする見通しであることが示された。 トゥンベリさんは「科学界の合意を無視することはできない。私たちを無視することもできない」と主張。「私たちのリーダーはリードをしていない」と述べ、集まったデモ参加者たちを指して「これがリーダーシップの姿だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News
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大規模な脱炭素化に向けた具体的計画が打ち出されないのは失敗でしょう。
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