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「選抜高校野球・1回戦、広陵9-0敦賀気比」(20日、甲子園球場) 広陵2点リードの四回に、思わぬ“珍プレー”。球審の尾崎審判が塁審の誤審を認めて謝罪し、審判判断で状況を変更して試合再開する場面があった。 公認野球規則では審判員の項目8・01(c)で「審判員は、本規則に明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁量に基づいて、裁定を下す権限が与えられている」。8・02(c)で、「審判員が協議して先に下した裁定を変更する場合、審判員は、走者をどこまで進めるかを含め、すべての処置をする権限を有する。この審判員の裁定に、プレーヤー、監督またはコーチは異議を唱えることはできない」(一部抜粋)とある。 この回、無死一塁での送りバントが一塁線上に転がり、球審はフェアの判定。だが、二塁塁審がファウルのジェスチャーをしたことから、一塁走者が走るのをやめ、結果的に併殺となった。球場内は騒然となるなか、球審の尾崎審判はアナウンスで「大変、申し訳ございません」と異例の謝罪。「打球がイレギュラーバウンドでフェアゾーンに転がりまして、フェアの判定をしました。しかしながら、二塁の塁審が誤ってファウルのジェスチャーをしました。敦賀気比は打者走者を一塁でアウトにしようとした守備行為でした。私たちの間違いですので、止めた走者を二塁に進めて1アウト二塁でプレーを再開します」と説明した。 また、高校野球特別規則では「審判に対して規則適用上の疑義を申し出る場合は、主将、伝令または当該選手に限る」とあり、試合再開の場面では敦賀気比の選手が審判に話を聞きに行く場面もあった。その後、敦賀気比はピンチをしのぎ、この回は無得点だった。 ネットでは誤審を認めた審判団の素早い対応に反応する声が続出。「分かりやすい説明で球審のファインプレー」、「凄く清々しい」、「好判断」、「勇気ある決断ありがとう」と、称賛の嵐となった。
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問題の本質は、監督の抗議やビデオ判定が出来ないことでしょう。
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