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ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が20日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中、女性社員マリーナ・オフシャンニコワさんがキャスターの背後で「戦争をやめて」などと書かれた紙を掲げたことについて言及した。 「ロシアは今、街頭でバラバラに反戦活動が行われている。このような女性スタッフが出てきて勇気をもってやるということは、反戦運動から反プーチン運動へと性格が変わってきているんだろうなと。その中で、勇気のある女性がヒロインになってくる。ロシア国内では彼女を新しいリーダーとして、ポストプーチンとしてシンボリックな存在にしようという動きになっている」と述べた。 さらに、中村教授はこのテレビ局の一件が、ソ連崩壊時のロシアと重なる部分があると指摘。「ソ連崩壊の時もモスクワ市内に10万人、20万人が集まって、テレビ局の中で反政府の職員が出てきて、メディアを乗っ取るんですね。一方的に反政府の情報を流し出すと、あっという間に状況が変わってソ連の崩壊になった。この映像を見て、あの時と同じだと思いました」とし、「プーチン政権の崩壊が始まったなと思いましたね」とした。 生放送のキャスターは30年超のベテランだといい「あれだけ大きな紙を(持ち込んで)掲げたということは、キャスターもカメラマン、ディレクターも当然知っていたと思うんです。テレビ局のかなりのスタッフが反プーチンに動いているんだなと思いました」と述べた。
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悲惨な軍事侵攻の終わりとプーチン政権の崩壊を期待したい。
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