配信
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は8日、下院情報特別委員会の公聴会に出席した。ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領は「ウクライナを制圧し、支配すると決意している」と証言し、今後数週間、戦闘は激しさを増すとの見方を示した。 元職業外交官のバーンズ氏は2005~08年に駐ロシア大使を務め、ウクライナを巡って緊張が高まっていた21年11月にプーチン氏と水面下で会談したと報じられた。 バーンズ氏は公聴会で、ロシア側にいくつもの誤算があったと分析していることを明かした。侵攻の際、プーチン氏は「ウクライナが弱く、近代化したロシア軍が決定的勝利をすぐつかめると考えていた」と指摘。「当初は(首都)キエフを2日以内に制圧する想定だったが、約2週間たってもキエフを包囲できずにいる。作戦の大部分は効果的ではなかった」と説明した。 さらに「プーチン氏は(4月に)大統領選を控えたフランスや首相が交代したばかりのドイツがしっかり対応できず、(対露)制裁にロシア経済が耐えられると想定していた。しかし彼は全ての点で間違っていた」と語った。 戦況がロシアにとって思わしくないことから「プーチン氏は今、怒り、不満に思っている。民間人の犠牲を無視して、ウクライナ軍を打ち破ろうとするだろう。今後数週間は醜いものになる」と攻撃激化に懸念を示した。 判断を誤った背景については「(プーチン氏に)助言できる人がどんどん少なくなり、プーチン氏の個人的な信念がより重きをなしている」と解説。プーチン氏の精神状態が不安定との指摘があることに対しては「精神状態が異常ということではないと思う」と述べた。 一方、同席したヘインズ国家情報長官は、プーチン氏が核兵器を扱う核抑止部隊に「特別態勢」を命じたことについて、「非常に特異なことだが、ロシアの核兵器の態勢に変化は見られない。米欧のウクライナ支援を抑止する意図があったのだろう」との見方を示した。また、米国防情報局(DIA)のベリエ局長は、ロシア軍の死者数について「情報の確度は低いが、2000~4000人だ」と述べた。【ワシントン秋山信一】
**************************************************************
狂人プーチンの無差別攻撃、大量虐殺を止められないことが大問題でしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿