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プロボクシング史上9人目、アジア人とバンタム級では初となる4団体王座統一を果たした井上尚弥(29=大橋)が14日、一夜明けて横浜市内の所属ジムで会見を開いた。ポール・バトラー(34=英国)に11回KO勝ちして偉業を達成した昨夜は3時間ぐらい眠れたそうで、WBA、WBC、IBF、WBOの4本のベルトを前に「最高な夜になったと思うし、ここに4本のベルトがそろうと、やってきた重みを実感する」と傷一つないきれいな顔で話した。 防御重視のバトラーを11回に倒した試合内容については「(相手は)パンチを防ぐうまさはあったが、実際に効いていたし、けっこう疲れていたと思う。10回が終わって、このラウンドを仕留めきれるという感覚もあった」と説明。会場の有明アリーナには1万5000人の観客が詰めかけたが、スーパーフライ級王者時代に有明コロシアムで空席が目立った試合を引き合いに「これだけの会場を満員にできて、やってきたことが実になって、正しかったのかな」と振り返った。 来年はスーパーバンタム級で4階級制覇を狙うが、現時点でターゲットは未定。大橋ジムの大橋秀行会長は次戦について「4月か5月。階級はまだ分からない。4団体統一を満喫してからでもいい」と話すにとどめた。井上は「バンタム級では自分の戦い方を貫くことを意識したが、相手がデカくなるスーパーバンタム級では戦い方を変えていく必要があるとは思う。本当に気の抜けない、スリリングな戦いになってくると思う」と話す一方、「すぐに挑戦できるのならしたい。テストマッチはいらない。チャンスがあるのなら行きたい」と即世界戦の用意ができていることを強調した。 スーパーバンタム級でも4団体統一を目指すのかと聞かれると、「しばらくはスーパーバンタムでやると思うので、また統一を目指してやっていく方向になると思う」とコメント。2階級での4団体統一が最終章か、との問いには「それが引退を考えている35歳頃であればゴールになると思う。自分のゴールは年齢やパフォーマンスの低下で考えているので、何階級制覇とか何団体統一がゴール、引退時とは考えていない。全てが通過点になると思う」と説明した。
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問題は誰も井上と対戦したくないでしょう。
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