陸上女子1万メートル日本記録保持者の新谷仁美(34)=積水化学=が15日、ヒューストン・マラソン(米国)で2時間19分24秒(速報値)の日本歴代2位の記録をマークし優勝した。野口みずきさんが2005年にベルリンマラソンで出した2時間19分12秒の日本記録には12秒届かなかったが、終盤まで日本記録更新ペースを刻み続ける熱い走りを見せた。
序盤から軽快に走り出した新谷は、15キロ過ぎで女子の首位に浮上。30キロから徐々に表情は苦しくなるが、大きくペースは落とさない。35キロ過ぎからはペースメーカーの新田良太郎コーチが離れ、単独走。最後の力を振り絞ったが、日本記録にはわずかに届かなかった。
昨年7月の世界選手権(米オレゴン)のマラソン代表に内定していたが、現地での検査で新型コロナウイルス陽性となり、棄権。帰国後「世間で支持されているマラソンでタイトルをとらない限り、結果とは言わない。照準を合わせていかないといけない」と今大会への意気込みを語っていた。
◆新谷仁美(にいや・ひとみ)1988年2月26日、岡山・総社市生まれ。34歳。総社東中で陸上を始め、興譲館高から豊田自動織機に進み、佐倉アスリートクラブなどに所属。2007年東京マラソンで優勝。12年ロンドン五輪1万メートル9位、13年モスクワ世界陸上同5位。14年に引退も18年6月現役復帰。20年1月のヒューストンハーフマラソンで1時間6分38秒の日本新。同年12月の日本選手権1万メートルで30分20秒44の日本新をマークして優勝。21年の東京五輪は1万メートルで21位だった。
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日本記録は時間の問題でしょうか。
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