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5月19~21日に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の会場となる「グランドプリンスホテル広島」は広島市中心部に近く、近年では珍しい都市型サミットとなる。昨年12月、有識者が核軍縮について話し合う「国際賢人会議」が開かれた際、周辺は厳重な警備体制が敷かれ、サミットの予行演習の様相を呈していた。本番では、市民生活への影響をできる限り抑えながら、確実な要人警護が求められる。 グランドプリンスホテル広島は、広島市南区の宇品(うじな)島にある。警備のしやすさから、サミットはリゾート地や地方都市での開催が多い。同ホテルは市中心部から7キロの好立地にありながら、瀬戸内海に囲まれ、陸地とつながる1本の橋を封鎖すれば外界と遮断できる「国際会議に打って付けの場所」(政府関係者)だ。 賢人会議の際には、道路沿いに、数十メートルおきに警察官が立ち、県警の警備艇が海上の警戒・監視にあたっていた。 サミットを控え広島県警は昨年7月、「サミット対策課」を新設。他の都道府県警から応援を受け、警備強化に当たる。サミットで警察官らに配る弁当は、平成28年の伊勢志摩サミットの供給数の倍以上の1日最大約4万5千個が見込まれ、警備面で大幅な増強を図る。首相周辺は「昨年、安倍晋三元首相の銃撃事件があっただけに、警備での失敗は絶対に許されない」と表情を引き締める。 一方、サミット開催に伴い経済活動やイベント開催に一定程度の影響が出る。宿泊施設の確保が難しいため、プロ野球広島カープの試合は5月8~22日、本拠地のマツダスタジアムでは行わない。自動車メーカー、マツダは開催時期に本社工場(広島県府中町)と防府工場(山口県防府市)の稼働を5日間停止する。(竹之内秀介)
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警備増強、経済活動などを止めての広島サミットはどうなんでしょうか。
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