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2015年4月27日月曜日

小渕優子前経産相を任意聴取 不透明収支で東京地検

 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が27日までに、小渕氏を任意で事情聴取していたことが関係者への取材でわかった。政治資金収支報告書に記載された支援者向け観劇会の収支の食い違いなどの説明を求めたとみられる。特捜部は、小渕氏本人の認識などを見極めたうえで関係者の刑事処分を判断する見込みだ。
 小渕氏の関連政治団体「小渕優子後援会」「自民党群馬県ふるさと振興支部」「自民党群馬県第5選挙区支部」の2009~13年の収支報告書によると、観劇会の参加費など収入は約1800万円。一方、観劇会関連の支払いは約6800万円記載され、約5千万円のずれがあった。
 観劇会を開催したのに収支とも記載していない年もあり、実際の収支との差額はさらに膨らむ可能性が高い。政治資金規正法は収支報告書に虚偽の内容を記入することを禁じている。
 小渕氏は昨年10月、政治資金問題の責任を取って経産相を辞任。記者会見では「私自身わからないことが多い。監督責任が十分ではなかった」と話す一方、「(観劇会の)参加費はいただいている」と強調していた。
 特捜部は不透明な会計処理を小渕氏が認識していたかどうかを調べるため、本人からの事情聴取が必要と判断し、説明を求めたもようだ。
 特捜部は小渕氏辞任後の10月、元秘書で実質的な会計責任者だったと名乗り出た群馬県中之条町の折田謙一郎前町長(66)の自宅など関係先を家宅捜索。観劇会の参加者のべ1万人以上に会費の支払いの有無を確認するとともに関係者の聴取を続け、資金の流れの解明を進めてきた。
 元秘書の折田氏はこれまでの日本経済新聞の取材に「裏金や横領の事実はない」と答えている。
(日本経済新聞)

 小渕氏が認識していたか、どうかが、問題なのだろうか。
 特捜部は、小渕氏が認識していた証拠を、持っているのだろうか。

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