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2015年4月27日月曜日

ACミラン本田圭佑 今夏にも放出か

 イタリアリーグのACミランに所属する日本代表FW本田圭佑(28)は、25日(日本時間26日)のウディネーゼ戦で出番なし。チームも敗れて来季の欧州カップ出場権が厳しくなるなど窮地に陥った。フィリッポ・インザーギ監督(41)の退任も確実になる中、名門クラブで「10番」を背負う責任を果たせていない本田は“構想外”とみられており、今季限りで退団の可能性が出てきた。

 いよいよ崖っ縁に立たされた。1―2で敗れた大一番のウディネーゼ戦でも、得点の欲しい場面で本田に出番が回ってくることはなく、2試合連続の出場機会なし。左足首の負傷時も入れると4試合連続の欠場となった10番が、今季限りで構想外になる可能性が高まっている。

 日本サッカー協会の公認選手代理人は、こう指摘する。「貴重な外国人枠を使って、結果を出せていない。ミランも低迷しているし、選手もダブついているから早く売却(移籍)して、金にすることを考えても不思議ではない。今夏にもチームから出される可能性は十分にあるだろう」

 本田の加入でミランは複数の日本企業とスポンサー契約を結び、総額10億円以上の収入を得ている。このため、10番がプロテクトされる可能性を指摘する声もあるが「スポンサーの存在があるからといっても、もう関係ない。(マンチェスター・ユナイテッドにいた)香川だって出されている。やっぱり戦力にならなければ(クラブは)出す」(同代理人)。

 2012年に日本代表MF香川真司(26=ドルトムント)が移籍したマンUには、多くの日本企業が支援に乗り出し、クラブに莫大な利益をもたらした。しかし、出番が限られた上、チームの低迷もあり、わずか2年で放出された。クラブ側も勝利を最優先に考えるため、本田も香川と同じように“人員整理”されかねないわけだ。

 チームを取り巻く環境でも逆風が吹き荒れる。就任当初から本田の実力を高く評価してきたインザーギ監督が、低迷の責任を取って退任することは確実。そうなれば、指揮官の“庇護”も期待できない。熱狂的なサポーターも、輝けない10番に容赦ないブーイングを浴びせて“不要論”を展開している。

 さらに、ミランは来季に向けたチーム編成と同時進行でクラブ売却話を進めている。その動向は不透明だが、オーナーの愛娘のバルバラCEO(30)は留任の見込みで、現時点で新オーナーが誕生しても、来季のチーム編成には大きな影響力を発揮できないとみられている。

 今季は開幕から7試合で6得点を挙げて存在感を示した本田も、昨年10月19日のベローナ戦でゴールして以降、無得点。伝統の赤と黒のユニホームを身にまとった姿は今季限りで見納めになりそうだ。
(東スポWeb)

 今の実力では、戦力外でしょう。

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