シマンテックによると、バングラ中銀の事件で用いられたサイバー攻撃の手口が、ソニー子会社を攻撃したグループの手口と類似しているという。米紙ニューヨーク・タイムズは27日付紙面でシマンテックの分析として、「国家が金銭を盗む目的でサイバー攻撃を仕掛けたケースは初めてだ」と報じている。
バングラ中銀の事件では、ニューヨーク連銀にあるバングラ中銀の口座に対して9億5100万ドルをスリランカとフィリピンの銀行口座に送金するよう指示があり、このうち1億100万ドルが実際に送金され、その後、2千万ドルが払い戻された。送金指示は銀行間ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)に承認されており、SWIFTのネットワークにサイバー攻撃が仕掛けられたことが分かっている。
シマンテックは、このサイバー攻撃に使われたウイルスは昨年10月のフィリピンの銀行への攻撃や、12月にベトナムの銀行にSWIFT経由で100万ドルの偽の送金指示があった事件でも用いられたとしている。また今年1月にはエクアドルの銀行もSWIFT経由の偽の送金指示で1200万ドルを盗まれたが、ウイルスなどの詳細は分かっていないという。
米連邦捜査局(FBI)はソニー子会社への攻撃について、攻撃が中継サーバーを通さずに北朝鮮から直接行われた形跡があることを理由に北朝鮮による犯行だと断定している。
(産経新聞)
サイバー攻撃による窃盗の資金で、核開発だろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿