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2016年5月20日金曜日

高橋光成 西武 涌井に勝った!未来のエースが元エースの開幕連勝止めた

(パ・リーグ、ロッテ1-2西武、8回戦、4勝4敗、19日、QVC)未来のエースが、元エースに勝った! 西武は19日のロッテ8回戦(QVCマリン)に2-1で勝利。2年目の高橋光成投手(19)が、6回1失点の好投で今季初勝利を挙げた。4番の中村剛也内野手(32)が六回に決勝の8号ソロを放ち、かつて西武で活躍した涌井秀章投手(29)の開幕からの連勝を「5」でストップ。5連勝した4月9日以来の連勝で、11カードぶりの勝ち越しを決めた。

 “新旧交代劇”が、初夏のマリンで演じられた。

 「ボール先行でどうなるかと思ったけど、粘り強く投げられた。涌井さんは5勝しているしエースなので、最少失点でという気持ちはあった。この1勝をきっかけにドンドン勝っていければ」

 6回6安打1失点に抑え、4戦目で待望の今季初勝利。かつての西武のエースで今季無敗の涌井に黒星をつけ、高橋光は満足そうにはにかんだ。

 立ち上がりから制球は乱れ気味だったが、球威で押した。三回、根元を最速152キロの直球で空振り三振に斬った。四回は先頭からの連打で1点を失ったが、最後は149キロで平沢を空振り三振に仕留めた。

 新人だった昨年は8月から9月にかけて5連勝。史上最年少で月間MVPを受賞し、苦境のチームを救った。今季は「開幕ローテーション入り」を目標に臨んだが、オープン戦で打ち込まれて2軍スタート。有言実行はならなかった。

 原因があった。幼少期からの花粉症が今年はひどく、「鼻が詰まって、ちゃんと投げられないことがあった」という。森投手コーチも「『体に力が入りません』と言って投球練習を中止したこともあった」と明かす。先発陣の駒不足で1軍に昇格すると、花粉の季節の終わりとともに自慢の球威が戻ってきた。

 千葉入りした16日には菊池に誘われ、4年目の佐藤と3人で焼き肉店に出掛けた。「野球の話もしたけど、世間話が9割5分。六回まで投げられるぐらいは、ハラミを食べさせました」と菊池。前日18日に勝利を挙げた先輩に続く“焼き肉リレー”で、チームは4月9日以来の連勝を飾った。

 「若手がしっかりやることで、いい雰囲気になる」と高橋光。エース候補が、巻き返しへののろしを上げた。
(サンケイスポーツ)

 涌井に投げ勝ったのは素晴らしい。

 

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