かすかに残っていた初優勝の可能性は消滅。しかも、落ちたときに土俵の角で左足すねを打ちつけ、引き揚げてきた支度部屋では苦悶の表情を浮かべた。国技館内の診療所で打撲と診断され、千秋楽の出場について「大丈夫です」と語るにとどめた。
13日目に白鵬との全勝対決に敗れたことで賜杯からは大きく遠ざかっていたが、この日の鶴竜、日馬富士に連勝すれば、優勝を逃しても今場所後の横綱昇進を推す声が審判部内で挙がっていた。
しかし、横綱の壁は破れず。あとは最後に勝って来場所へ綱取りの望みをつなげられるかどうか。八角理事長(元横綱北勝海)は「千秋楽がさらに大事だ。劣勢でもどういう相撲を取るのかが今、試されている。弱気になってはいけない」と鼓舞した。(藤原翔)
(産経新聞)
立ち合いに迷いがあるのだろうか。
今日こそは勝って、来場所に望みをつなげたい。
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