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2016年5月24日火曜日

日本ハムが新球場構想 北大や北広島など候補

 プロ野球北海道日本ハムが新球場を建設し、札幌ドームから本拠地を移す構想を進めていることが23日、関係者への取材で分かった。北海道大学構内(札幌市北区)、北広島市が整備を検討している「きたひろしま総合運動公園」予定地、札幌市の真駒内地区(南区)などが候補に挙がる。札幌ドームでは実現できていない球場と球団の経営を一体化させて収益力を強化する狙いがある。本年度中にも候補地を決め、2023年の開場を目指す。

 構想によると、新球場は天然芝グラウンドの野球専用で3万人を収容。周辺にフットサルコートなどスポーツ施設を造り、大型商業施設も誘致して「ボールパーク」に発展させる。大規模な国際イベントを開く会議場を併設する案もある。4月の日本ハム本社(大阪市)役員会で説明し、候補地の関係者や不動産開発大手に打診している。

 新球場の総工費は開閉式屋根を用いるかどうかで200億~500億円と幅を持たせる。自己資金のほか日本ハム本社からの借り入れ、計画に賛同する企業、個人からの出資や寄付など幅広い調達方法を検討している。

 候補地の北大では北西部の野球場の一帯を想定。札幌駅に近い半面、用地は狭く、歴史ある大学の商業開発には反発もありそうだ。きたひろしま総合運動公園の予定地は広いが札幌中心部から遠く、JR北広島駅からも離れている。札幌市の真駒内地区は用地が限られ、同市が26年の招致を目指す冬季五輪・パラリンピックの会場整備との調整が必要となる。道立産業共進会場跡地(札幌市豊平区)も候補に含まれているもようだ。

(北海道新聞)

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