2019年の政治資金収支報告書で自民党7派閥領袖(りょうしゅう)の会食費用を比較したところ、麻生派の麻生太郎副総理兼財務相が2099万円で突出していた。岸田派の岸田文雄前政調会長が978万円、石原派の石原伸晃元幹事長が648万円と続いた。7人の平均額は622万円。
会食費用は、それぞれの「国会議員関係政治団体」の報告書から、「組織活動費」として計上された交際費や会合費、渉外費を集計した。麻生氏は152件。最高額は167万円で、19年7月31日にホテルオークラ(東京・虎ノ門)で支出した。ホテルオークラはこれを含め24件計790万円、帝国ホテル(東京・内幸町)は14件計339万円の記載があった。首相在任中に高級ホテル通いを野党に批判されたが、ライフスタイルは変わっていないようだ。
岸田氏は135件あった一方、10月に石破派会長を退いた石破茂元幹事長は47件で368万円。「ポスト安倍」のライバルだった2人だが、岸田氏の方が活発だったと言えそうだ。5位は細田派の細田博之元幹事長(110万円)、6位は竹下派の竹下亘元総務会長(109万円)。最少は二階派の二階俊博幹事長。政財界関係者と連日会食を重ねているが、記載は41万円のみ。政治団体と別に、二階氏個人に党から「政策活動費」として10億700万円が提供されており、こうした資金を会食費用に充てていた可能性がある。
(時事通信)
結果として国民の税金の無駄遣いでしょう。
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