厚生労働省は26日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、茨城など5都県8カ所の接種会場で計39本の未使用状態の瓶から異物の混入が見つかったと発表した。厚労省は混入の危険性が否定できないとして、同時期にスペインにある工場の同じ製造ラインで作られた3ロット計約163万回分の使用を見合わせるよう要請した。茨城県は26日、阿見町の県立医療大に開設している大規模接種会場で、ワクチン1瓶に異物が入っているのを23日に確認したと発表した。厚生労働省が使用見合わせを要請したロット番号のワクチンについては、今月11~25日に同大と県庁の県営大規模接種会場2カ所で計1万4831人に接種されたが、現時点で健康被害の相談はない。
県によると、同大では23日、薬剤師がワクチンを注射器に分ける作業中、注射針を瓶に刺す前に中身を確認したところ、黒や茶色の小さな粒が入っているのを発見。この瓶は使用せず、同日のうちに供給元の武田薬品工業に引き渡した。要請対象の3ロットのワクチンは、県内では同大と県庁のほか、産業技術総合研究所(つくば市)の大規模会場の3カ所に計2万2200回分が納品されていた。
このうち同大では、今月11日夕方から25日正午までの間に1万4075人に接種された。県庁会場では25日午前11時半以降、756人に接種された。同研究所のつくば会場では使用されていなかった。
県は、接種の前に異物の有無を二重に確認していることから、「異物混入ワクチンを接種した可能性は極めて低い」と説明。今後の接種計画については、在庫のワクチンで対応可能といい「予定通り実施できる」とした。
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ライセンス取得で日本で製造してもらいたい。混入原因、異物が何かも明らかになっていない。
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