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原点回帰で直球破壊復活だ! 21日に1軍選手登録を抹消された日本ハムの渡辺諒内野手(26)が、早期の再昇格を目指し、2軍でのアピールを誓った。今季は開幕から状態が上がらず、打席で悩めば悩むほど速い球に差し込まれるという悪循環に陥っていた。来た球を打つ―。シンプルな思考に切り替え、持ち味の“直球破壊力”を取り戻しにいく。
鎌ケ谷から出直しだ。2軍に合流した渡辺は「打撃も守備も、前半戦は迷惑をかけた。この期間で一から自分を見つめ直して、原点に戻ってやる」と引き締まった表情で汗を拭った。 19年から2年連続で規定打席に到達し、昨季は.283でパ・リーグ右打者最高打率をマーク。二塁手の定位置を不動のものにしたはずだった。ところが今季、ここまで79試合に出場して打率・242と調子が上がらない。5月には新型コロナ感染者の濃厚接触者と認定されて戦列を離れるなど、不振に拍車をかけた。 直球破壊王子と呼ばれ、速い球に強いのが最大の長所だが、今はなりを潜めている。「打席の中で考えすぎることが今年は本当に多い。考えても、考える力もないので、シンプルに来た球を打ち返す意識でいきたい」。試行錯誤の末、たどり着いた答えは“シンプルイズベスト”だった。 降格後初実戦となった22日の2軍西武戦では「5番・二塁」で先発し、第1打席に左前打を放った。それでも「(打てる)真っすぐをファウルにしたり、課題はまだまだある」と自己評価は厳しめ。「自分の持ち味を消さないように、まずは真っすぐを一発で仕留めたい」と力を込めた。 狙うは最短10日での1軍復帰だ。主力の自覚と責任感をにじませた背番号23は「なるべく早く1軍に上がって、絶対に活躍しなくちゃいけない」と言い切った。直球に強い本来の姿を取り戻し、最下位からの逆襲に貢献してみせる。(近藤裕介)
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がんばれ諒くん。
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