29日に愛知県常滑市で開催された音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」について、経済産業省がイベント支援補助金として最大3000万円の交付を決定していたことが30日、分かった。
イベントをめぐっては、新型コロナウイルス感染防止対策が徹底されていなかった疑いがあるとして、愛知県の大村秀章知事らから批判の声が上がっている。
感染防止対策を求める補助金の要件が守られていなければ、交付が取り消される可能性がある。経産省は「事実関係を調査中」と説明している。
イベントは29日、同市の愛知県国際展示場で開催。主催者はマスクの着用などのルールを守るよう求めていた。しかし、インターネット交流サイト(SNS)上に投稿された会場の様子とされる動画などでは観客が密集し、中にはマスクをせず大声を出す姿も映っている。大村知事は30日の記者会見で「一生懸命真面目に(感染防止に)取り組んでいる方の足を引っ張る」と批判し、抗議文を送付する方針を示した。
交付を決めたのは経産省の「コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金」で、新型コロナ感染拡大の影響で以前に計画したイベントが中止や延期を余儀なくされた事業者に対し、今年3月までの申し込みで1公演当たり最大5000万円、4月以降の申し込みで同3000万円を支援する。
今月20~22日に新潟県湯沢町で3公演を行った音楽イベント「フジロックフェスティバル」にも最大1億5000万円の交付が決定している。
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感染爆発の時期に、不要不急の外出自粛と相反する補助金交付が大問題だろう。
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