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新型コロナウイルスの感染爆発で自宅療養者が全国で約9万7千人に上り、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏4都県で7月以降、少なくとも18人が自宅療養中に亡くなっていたことがわかった。50代以下が9人で半数を占め、8月に入って15人と急増している。各地で病床が逼迫(ひっぱく)し、入院して治療を受けることが困難になっており、自宅療養者の急変へのケアが急務となっている。 7月に緊急事態宣言が出ていた東京、沖縄に加え、8月2日から宣言が適用された大阪、埼玉、千葉、神奈川の6都府県に、7月1日以降に把握した自宅療養中の死者について尋ねた。「自宅療養中の死者」の定義は各都府県で異なるが、自宅で死亡が確認された場合に加え、自宅療養中に容体が急変し、救急搬送されたケースも含めて朝日新聞で集計した。 最多は東京都の9人。7月には1人だったが、8月に急増しすでに8人が死亡。9人のうち50代以下が6人を占め、基礎疾患のない30代男性もいた。今月12日には夫と子どもと3人家族全員がコロナに感染した40代の女性が死亡。女性は糖尿病を患い、自宅で倒れているのを夫が発見したという。 神奈川県では7月に60代と40代の男性2人が、8月には60代女性が死亡。埼玉県では8月に入って40代と50代、70代のいずれも男性3人が相次いで死亡した。50代男性は10日に感染が判明し、基礎疾患があったが、軽症のため自宅で療養していたところ、15日朝に心肺停止の状態で見つかった。 千葉県でも8月に60代男性2人と80代女性の計3人が死亡した。80代女性は7月末に感染し、無症状だったため自宅で経過観察中だったが今月10日夕に血中酸素飽和度が80%台まで低下。県が入院調整を始めたが、入院先が見つからないまま、その日の夜に死亡が確認された。 第4波の3月1日~6月20日に自宅療養中に19人の死者が出た大阪府と、沖縄県は7月以降の自宅療養中の死者はいないと回答。ただ、沖縄県では今月8日に入院調整中だった40代男性が自宅で死亡しているのを保健所職員が発見した例があったという。
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全国で10万人超の自宅待機者はどうなるのでしょうか。
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