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第5波の感染者“急減”新たな分析結果
新型コロナウイルスの第5波の感染者が減ってきました。その理由と、緊急事態宣言が解除されたあと、どのように行動制限を緩和していくのかをみていきます。 ◇ 23日、東京では新たに531人の感染が確認されました。32日連続で前の週の同じ曜日を下回り、直近7日間の平均も大きく下がってきています。
緊急事態宣言の期限まで残り6日となる中、24日の都のモニタリング会議では、専門家が以下のように発言しました。 東京iCDC専門家ボード・賀来満夫座長 「入院患者数・重症患者数は、いまだ第5波のピークの50%であり、特に重症者用の病床は、いまだステージ4の状況です。冬には感染拡大が懸念されることもあることから、さらに新規陽性者数を減少させていくことが重要であります」 冬は感染の再拡大が懸念されるので、その前にもっと感染者を減らさないといけないということです。 さらに24日の会議では、ワクチンの効果を示す新たなデータが示されました。東京都内で8月以降に死亡し、ワクチンの接種歴が判明した412人のうち、「ワクチンを1回も打っていない人」は325人と78.9%を占めていたことがわかりました。先ほどの賀来座長は「ワクチン接種は死亡を抑える効果がある」と指摘しています。 また、今の第5波の感染者が、ここにきて急な減り方をしている理由について、新たな分析結果も発表されました。 東京都医学総合研究所・西田淳志氏 「感染リスクの高い人々、具体的にはワクチン未接種の方々が、感染リスクの高い場所、すなわち深夜の繁華街に滞留することが、お盆前後から急減したということが挙げられます」 このように「ワクチン接種を完了していない世代が、夜の外出を控えた」と指摘しています。
お盆以降、人出増加も感染“減少”…これまでと違う様相
人出自体はお盆以降、増えているとの指摘があり、懸念されていました。しかし詳しく分析してみると、ちょっと違う様相がみえてきたといいます。 「東京の新規感染者数」と「東京の繁華街の夜間の滞留人口」…つまりレジャー目的で夜外出していた人の数について、これまでは『人出が減った後で、時間差で感染者も減る』ことを繰り返してきましたが、今回はちょっと違います。 宣言が出て人出は減ってきてはいるものの、お盆以降の新規感染者数は増加に転じています。専門家「気をつけてほしい」と注意喚起してきたのが、この傾向です。 この人出の内容について、年代や、ワクチン接種の有無を加味して分析したデータが出ました。人出の年代を調べて、その年代のワクチン接種の割合を掛け合わせると、8月中旬ごろから「ワクチン接種を完了していない」、つまり感染リスクの高い人は、去年の4月ごろと同じくらい外出を自粛していることがわかりました。 「ワクチン接種を完了していない人」の人出が下がっている間に、ワクチンの接種が進んだということもあります。ただ、先ほどの西田氏は「お盆明けに繁華街に出たのは、主に40代以上の中年世代が中心。ただ、その世代に接種が進み、感染者は減少したのではないか」「また『若い世代』が夜の外出を控えたことが感染を抑えることに繋がった」と分析しています。 つまりワクチンの効果、そして、接種してない若い世代も頑張って自粛し、感染者の減少に繋がったのではないかという分析です。
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なぜ感染者が急減したのでしょうか。感染急増・医療崩壊でワクチン接種未完了者の行動自粛。天候不順のため外出が少なかった。
宣言解除後、リバウンドするでしょうか。各自の行動自粛で何とかなるでしょうか。
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