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トップ棋士との対局に、待った――。大阪府高槻市が、関西将棋会館(大阪市福島区)の市への移転費用を支援するために募集しているふるさと納税の返礼品から、寄付者と棋士との対局を除外したことが市への取材でわかった。市外にある同会館を会場とすることが、返礼品の基準に反すると国が問題視した。
会館は、藤井聡太三冠らが本拠地とする将棋の「西の聖地」。老朽化で2023年度中にJR高槻駅前に移転し、新築することが決まっている。約13億円の費用は日本将棋連盟が負担するが、市は一部を補助するため、7月から寄付募集を始め、約1か月半で約7800万円が集まっている。
棋士直筆の色紙(寄付額5万円)や扇子(同10万円)など約10種類ある返礼品の目玉が「プレミアム指導対局」だった。300万円を寄付すると、連盟が指定した棋士から相手を選んで対局し、指導を受けられる。
対局は、現在の会館内の対局室で最も格が高く、昨年7月に藤井三冠が史上最年少でタイトルを獲得した棋聖戦第4局などの名勝負の舞台になった「御上段(おんじょうだん)の間」を使う予定だった。しかし、国は返礼品について、「(自治体の)区域内で提供される役務」と規定。高槻市外での開催は基準に反すると判断された。
市は指摘を受け、今月6日で募集を中止。すでに渡辺明名人を相手に選んで寄付した1人については、会場を高槻市内に変更して対局を実施する方向で寄付者らと調整している。
市は「新たな返礼品も考え、5億円を目標に支援を呼びかけたい」とする。
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市外の会場ダメはつまらない問題も、このニュースの宣伝効果は抜群でしょう。
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