「エンゼルスには地球上で2人の最も素晴らしい選手がいる。待っている余裕などない」
26日(日本時間27日)に行われたマリナーズ戦で7回5安打1失点と好投したエンゼルスの大谷翔平投手。白星は掴めずに103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」はお預けとなり、試合後の会見では「勝ちたいという気持ちが強い」と勝利への渇望を隠さずに口にした。 マリナーズ戦後の会見で報道陣から「エンゼルスに残留したい気持ちは」と問われた大谷は偽らざる本音を口にした。「もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではあるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思っています」。7年連続でプレーオフ進出を逃したエンゼルスの現状を憂いた言葉だった。 これまでマイク・トラウトという球界最高の打者がいながらも、プレーオフを逃してきたエンゼルス。今季はトラウトやレンドンを故障で欠く中で、大谷が投手として9勝、打者としても45本塁打と孤軍奮闘したが、脆弱な投手陣が課題となり、下位に沈むことになった。 この大谷の発言は米メディアの間でも波紋を呼ぶことに。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「プレーオフ進出に向けて勝負できるロースターをフィールドに並べる時が来た、という声が今週にエンゼルス内部から公然と聞こえてきたわけだが、オオタニの発言がその締めくくりだった」とし、今オフのエンゼルスの補強の必要性を指摘した。 大谷の発言に先立ち、チーム内ではジョー・マドン監督が「この状況を続けさせるわけにはいかない。毎年のようにこのような立場にいるわけにはいかない。この球団はもっと良いチーム。我々にはもっと良い結果が相応しい」と言及。さらに、トラウトも「今年のオフは重要だ。多くの資金が使われることになるだろう。願わくば、良い選手を獲得しに行ってほしいね。僕はペリー(ミナシアンGM)を信頼している」と語っている。
大谷もこれに続く形となり、記事では「マドンも、オオタニも、トラウトもどういう形であれ、そのことについて口を開いた。彼らに必要なのはもっと良い選手たちだ」と断言。さらに「今オフのエンゼルスに選択の余地はない。今こそが勝つチャンスだと、この3人の発言が明らかにしている。エンゼルスには地球上で2人の最も素晴らしい選手がいる。勝利を手にするために待っている余裕などない」と、フロントによる勝てるチーム作りの必要性を訴えていた。
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投手を補強して、勝てるチームにしてもらいたい。
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