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沖縄県は9日、県内で1533人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去最多だった8日の1759人からは226人減ったものの、過去2番目の多さとなった。3日連続で千人の大台を超えた。同日から、全県を対象に「まん延防止等重点措置」が始まり、那覇市の国際通りなど主要市街地は閑散としていた。多くの自治体で成人式が行われ、感染症対策に気を遣いながらの慎重な開催となった。 県や那覇市は同日、濃厚接触者の特定で保健所が担う部分を限定し、連絡を基本的に当事者らに任せると発表した。 県内の重点医療機関21ヵ所ではコロナに感染したり、濃厚接触者になったりして欠勤する人は前日から48人増の485人となった。この影響で、救急車が受け入れられないなど救急に制限が出ている病院が16カ所ある。これとは別に、外来などを制限しているのが9カ所あるといい、県内の医療提供体制はひっ迫が進んでいる。 新規感染者は前週金曜日の51人から30倍。県の糸数公医療技監は、感染者の「急増フェーズは続いている」との認識を示した。厚生労働省は9日からコロナ対応に当たる医師1人を派遣した。 現在療養中の患者は合計6800人となった。うち自宅療養中の人は2545人で、前日から1032人増加した。無症状者や軽症者を中心とした自宅療養が進んでいる。 新規感染者を年代別に見ると90代が5人、80代が21人、70代が17人、60代が55人、50代が130人、40代が133人、30代が187人、20代が702人、10代が201人、10歳未満が79人、確認中3人だった。 一方、石垣市で1月6日までに感染が分かった26人分の検体をスクリーニング検査したところ、デルタ株だと判定された人が62%を占めた。県は、石垣市の感染拡大は「沖縄本島ほど(オミクロン株への)置き換わりが進んでいない」との認識を示した。(知念征尚)
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医療関係者の欠勤で医療ひっ迫が続いています。短期間で現場復帰を可能にできないものでしょうか。
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