ウクライナ侵攻を続けるロシア軍がイラン製自爆ドローンを使用し、首都キーウ(キエフ)市民らが犠牲になっている。
―新兵器か。
侵攻から7カ月以上が過ぎ、ロシア軍は弾道・巡航ミサイルの3分の2を使い果たしたとウクライナ側が指摘している。これを見越してか、ロシアは6月以降、イランに代表団を送り、数百機の無人機供与や運用訓練を受けていた。米国は情報を察知し、早くから警戒を促していた。
―なぜイラン製か。
ロシアは欧米の制裁を受け、兵器調達がままならない。中国も武器を売るほどウクライナ侵攻に深入りしたくない。困ったときに協力してくれたのが、友好国イランだった。
―特徴は。
紙飛行機のような三角形の形状で、幅2.5メートル。監視したり、弾薬を発射したりするのではなく、防空システムをくぐり抜けた上で標的に体当たりして攻撃するよう設計されている。
―自爆攻撃だ。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「カミカゼ・ドローン」だと警戒を促している。イラン名は「シャヘド136」。ロシアで「ゲラニ2」(ゼラニウムの意味)と呼ばれ、イランは売っていないと主張している。
―戦況は変わるのか。
ウクライナの防空システムによって次々と撃ち落とされている。攻撃できても、軍事目標に効果的に命中しているとは言えず、犠牲になるのは罪のない市民だ。当のロシアもミサイルの代替兵器にはならないと分かっているもようで、自爆ドローンに代わるイラン製弾道ミサイルの調達計画が既に水面下で進行中と伝えられる。(時事)
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イランもロシアと同類か。
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