「各スカウトが『不作』と口を揃える2022年のドラフトだけに、上位指名で意中選手を逃した球団は、来季に向けた即戦力の補強という意味では、白紙に近い状態になる。いよいよ、FA市場が活況を呈することになるはずです」とは、セ・リーグ球団の編成担当である。
実際、今オフのFA市場には大物が揃う。2019年の首位打者、MVPの西武・森友哉(27)はFA権行使が確実視され、すでに巨人、オリックスなど複数球団が調査を開始。プロ11年で通算打率が3割を超える日本ハムの安打製造機・近藤健介(29)にはロッテなどが興味津々で、阪神のユーティリティー左腕・岩貞祐太(31)にはDeNAが獲得に名乗りを上げる準備を進めている。
「20日のドラフトの結果によっては、昨季まで4年連続全試合出場でベストナイン二塁手のロッテ・中村(奨吾=30)はもちろん、残留濃厚とみられている中日・高橋(周平=28)あたりにも移籍の可能性が浮上するかもしれません」(前出の編成担当)
昨季は100人弱がFA権を持ちながら、移籍したのは又吉克樹(中日→ソフトバンク)ただひとりと静かだったFA戦線。不作ドラフトの今年はFA選手の大移動がありそうだ。
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優勝を狙えるチームに移籍したいのが本音でしょう。
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