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リリーフやります-。エンゼルス大谷翔平投手(28)が18日、米国から帰国し、羽田空港で記者会見に臨んだ。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場は未定としつつも、本来の先発以上に中継ぎ、抑えのリリーフに前向きな姿勢をみせた。メジャーでは救援経験はないが、球数が抑えられるため、例年より調整を早める必要がなくなるメリットがある。「守護神大谷」もあるかもしれない!? ◇ ◇ 大谷の二刀流が、WBCでも現実味を帯びてきた。 「打者としてはもちろん、時期的にも問題ない。ピッチャーはその時期から100球、120球投げるわけにはいかない。そこを含めて、起用してもらう側なので、どういう起用かを話してみないと分からない」。恩師である侍ジャパン栗山監督との、さらなる対話を望んだ。 投手として春先の調整を早めることは、162試合と長い公式戦、ポストシーズンを考えると肩肘への負担のリスクが伴う。だが、救援であれば、調整の前倒しを避けられる。「例年スプリングトレーニングが始まって1週間ちょっとぐらいで、ライブBP(実戦形式の打撃投手)が2イニングぐらいで、球数として40球ぐらい。(WBCで)先発で投げるのなら、60~70球ぐらい投げられるようにしないといけない。先発じゃないなら(調整を)早めなくていい」。メジャーで経験はないが、救援こそが現実的な投手としての出場への折り合いとなる。 17年WBCは代表メンバーに選出されるも、右足首を痛めて出場できなかった。侍ジャパンへのあこがれはある。「前回は足首のケガもあってタイミングが合わなかった。日本にいる時からそういう大会で、いつか日の丸を背負って戦いたい気持ちは持っていた。前向きにもちろん捉えています」。既にエ軍は打者だけでなく、投手としての出場も容認している。 帰国し、出場の可否や出場方法をじっくり考える時間ができた。「いつまでというのはないが、まずはいいコンディションを整えられるかが大事。もちろんメンバー選出にも影響してくるのでなるべく早く決めたい」。大谷がブルペンに入るならば、他の選手選考も変わる。11月の日本代表戦もテレビ観戦する予定だ。 米国などライバル国も、MLBのスターが続々と出場に手を挙げている野手に比べ、投手の参加表明はごく一部にとどまる。第2回大会でのダルビッシュのように、守護神大谷が3大会ぶりの世界一をもたらす可能性が膨らむ。【斎藤直樹】 ◆大谷の日本代表 日本ハム時代は14年日米野球と15年プレミア12に投手として出場した。14年日米野球は2試合0勝1敗、5回7奪三振、2失点(自責点0)。15年プレミア12は2試合1勝0敗、13回21奪三振、無失点。先発投手のベストナインに選ばれた。準決勝の韓国戦では6回まで無安打に抑え、7回1安打、11奪三振、無失点と好投するも後続投手が逆転を許し、勝敗はつかなかった。強化試合1試合を含め、投手通算5試合で自責点0。打者では16年11月の強化試合(対メキシコ、オランダ)で4試合通算11打数5安打(打率4割5分5厘)1本塁打。17年WBCでも代表に選出されたが、右足首痛のため大会前に辞退した。 ★WBCに出場した日本人大リーガー ◆06年 イチロー(マリナーズ)と大塚晶則(レンジャーズ)が出場。イチローは33打数12安打(打率3割6分4厘)でベストナイン、大塚は初代世界一を決める決勝のキューバ戦でセーブを挙げた。 ◆09年 松坂大輔(レッドソックス)城島健司(マリナーズ)岩村明憲(レイズ)イチロー(マリナーズ)福留孝介(カブス)の5人が出場。3勝の松坂は2大会連続MVP。イチローは決勝の韓国戦で延長10回表に林昌勇(ヤクルト)から決勝の2点タイムリー。 ◆17年 13年は大リーガーが参加せず、17年は35歳の青木宣親(アストロズ)が1人参加。3番を打ち、4番筒香嘉智、5番中田翔とともにクリーンアップトリオ。準決勝で米国に1-2と惜敗した。
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あえて二刀流ではなく、疲労軽減のためにも打者専念でよいでしょう。
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