【AFP=時事】欧州連合(EU)は19日、ロシアがウクライナで使用するドローン(無人機)をイランが供給していることを示す「十分な証拠」を入手したとして、イランに対する追加制裁の適用に向け準備を進めていると明らかにした。
EUの外相に当たるジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表の報道官を務めるナビラ・マスラリ(Nabila Massrali)氏は、「十分な証拠」が集まったため、明確で断固とした対応を迅速に行えるよう、欧州理事会(European Council)で準備が進められていると説明した。
EU加盟諸国の外交筋はAFPに対し、ロシアへのドローン供給に関与するイランの個人・団体の一覧を作成し、EUの制裁対象リストに追加する作業が19日に行われたと明かした。リストは、20日夜に予定されているEU首脳会議の開催前に確定される見通し。
EUは17日、イランの服装規定違反の疑いで「道徳警察」に逮捕された女性、マフサ・アミニ(Mahsa Amini)さん(22)の死をめぐる疑惑と、それに端を発した抗議運動への弾圧を理由に、同国に制裁を科していた。
ウクライナは数週間前から、イランがロシアに弾頭を搭載した攻撃用ドローン「シャヘド136(Shahed 136)」を供給していると非難し、EUに制裁を適用するよう求めていた。【翻訳編集】 AFPBB News
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イランは、人道的にも民間人に対する無差別攻撃のドローンを供給してはダメでしょう。
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