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『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)のレギュラーコメンテーターに4月から復帰した、同局員の玉川徹氏。これまでも過激な発言でたびたび炎上してきたが、またも耳を疑うような発言が飛び出した。 4月26日に放送された同番組で、玉川氏は、農業の人材不足に関する自身の取材に基づき、現在ほぼ輸入頼みの小麦が将来的に日本に入ってこなくなる可能性に言及。スタジオの議論で、「農家は米の生産をやめて小麦とかにいってほしい」「食べないもの作ってもしょうがない」などと発言した。 これにはSNSで、 《激短謹慎明けてすぐコレ 電波に飛ばす価値なし 一生謹慎しててくれ》 《謹慎後はしばらく遠慮がちでしたが、やはりというか、徐々に本性を現し始めましたね》 などと、批判が集中した。 “玉川節” といえば聞こえはいいが、日本の食文化の象徴でもある米を軽視した発言に、お笑い芸人のほんこんが噛みついた。29日、自身のYouTube「ほんこんちゃんねる」で、こう語ったのだ。 「『食べないもの』って、俺めっちゃ食べるし、食べてる方、多いと思うけどね」 小麦が入ってこなくなる可能性については、「入ってこなかったら小麦じゃなくて米でもええがな。米をもっと増やして」と持論を展開しながら、「基本的にね、この人、極端やねん。なんかイラッとくるのが『食べないものを作って』って。おまえ、ふざけんなよ! 日本のシャリはどんだけええねんって」と憤った。 玉川氏は番組で、今後、米の需要は減っていき、生産が減っても自給率は保てるとし、「日本人が米を食べないで小麦を食べるようになってきた。要するに食が欧米化してきた」と指摘。だからこそ日本の農家も、なるべく米から小麦に変えるべきだと持論を展開していた。 これにも、ほんこんは、 「あんた、ほな米食べてないんかいって。欧米化してるけども、なんでも欧米化がええんか? 日本の米をどういうふうに外に出していくかってことも同時に考えたらええやん」 「これは農家さん怒るでしょ。俺は断固反対やね。米って日本人のソウルフードや魂や」 「第一(次)産業をバカにしすぎ。その人らがおって俺ら食べれんねんから」 と、怒りはおさまらなかった。 ちなみに、農林水産省の『食生活・ライフスタイル調査』(2022年度)によれば、3食の食事別に見た主食の割合は、 【朝食】 米食18%、パン食47%、麺類3% 【昼食】 米食40%、パン食12%、麺類28% 【夕食】 米食59%、パン食4%、麺類15% となっている。3食で見ると米食39%、パン食21%で、麺類15%で、「米食」がもっとも多い。 一方、米の消費が減り、在庫が過剰になっていることを受け、作付面積も減少の一途をたどっている。2022年の主食米の収穫量は670万1000トンで、前年に比べ30万6000トンも減った。玉川氏に言われなくても、農家は自発的に稲作を放棄しつつあるのだ。 米は余り、在庫が積み上がる――だとすると、ほんこんの言う「日本の米をどういうふうに外に出していくか」を考えることが重要になるはずだ。
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米の軽視ではなく、正論でしょう。小麦などへ転作が必要でしょう。
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