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2014年以来8年連続プレーオフ進出を逃す
アメリカン・リーグ中地区首位のミネソタ・ツインズを相手に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が快投を見せた。現地5月21日、背番号17は「3番・投手兼指名打者」のリアル二刀流で出場し、6回まで9奪三振、わずか2安打という傑出したパフォーマンスを見せた。 1対1の同点で大谷が降板した後、7回にチームは逆転。8回に1点差に迫られるも、その裏に追加点を奪ったエンジェルスが4対2で逃げ切り、強敵相手に2勝1敗で勝ち越し。25勝23敗でア・リーグ西地区3位につけている。 勝敗は付かなかったものの、エースとして先発の役割を十二分に果たし、一方で打者としてメジャー3年連続5度目の二桁本塁打を達成するなど、今季も唯一無二の二刀流でエンジェルスを牽引する大谷の姿に「今のうちに活躍を大いに楽しんでおこう」と嘆きの声を上げている地元メディアも少なくない。 そのひとつである米紙『Los Angeles Times』は「ショウヘイ・オオタニのアナハイムでの日々は、もうすぐ終わるかもしれない」と今オフ、フリーエージェント(FA)になる大谷の去就に関する記事を掲載した。 記事を見ると、「オオタニがマウンドとバッターボックスの二刀流での役割を果たしており、エンジェル・スタジアムの空気そのものが魔法の可能性に満ちている。そのように感じられる日々を、今のうちに楽しんでおこう」と赤いユニホームを着て、異次元のパフォーマンスを見せ続ける姿は、今季で最後になるかもしれないと言及する。 同メディアは大谷がメジャーデビューする4年前の2014年以来、ポストシーズンを逃し続けているチームを強烈に非難。「エンジェルスがオオタニとマイク・トラウトを中心に勝てるチームを作り、球団幹部が大金を効果的に質の高い投手、より良いブルペン、そのほか重要な分野にうまくお金を使っていたら、オオタニが今シーズン限りで去ることは避けられた」と指摘する。 続けて、「オオタニは勝ちたいのだ。彼が競争心を捨て、負け組のチームに残ることを決意するには、気候が温かい西海岸やディズニーランドの近くにいることは、おそらく大きな魅力ではない」と主張する。 これまで移籍先候補に挙がっているロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレス、ニューヨークに本拠地を置くメッツやヤンキースなど、開幕後も強豪球団へのトレード話が報じられる大谷。同メディアは最後にもう一度「今のうちに、エンジェルスとしてのオオタニを楽しんでおこう」と記事を締め括っている。 はたして、今季でエンジェルスでのプレーは見納めとなるのか。大谷の決断は如何に――。
構成●THE DIGEST編集部
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二刀流で優勝が狙えるチームに移籍でしょうか。
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