◆オリックス1―3日本ハム(3日・京セラドーム大阪)
打てない、守れない、そして逆転負け。開幕から大失速。オリックス・宮内オーナーの怒りは頂点に達した。「全くダメだ! ダメだね。もう疲れたよ」。2点を追う9回2死。最後の打者・中島が遊ゴロに倒れたのを見届けると、すぐさま席を立ち京セラドームを後にした。
昨年オフに約30億円を投じた大型補強を行い、今季初めて観戦に訪れた本拠地開幕戦は散々な内容だった。総帥の指摘したポイントは一つだけだった。ハーミッダのソロで同点とされた7回2死二塁。中島の打球を三塁・小谷野がグラブではじき、さらに一塁へ悪送球し勝ち越された。決勝点となった適時失策に「あれはダブルエラー。ファンブルしたら投げたらダメ。もっと頭を使わないといかん」と語気を強めた。
今季は中島、ブランコ、小谷野が加わりオーナーも大いに期待したが開幕3連敗を喫するなど、ここまで1勝6敗と波に乗れない状況が続いている。1996年以来のリーグ制覇に向け、周囲も驚く大型補強を敢行したが、結果が伴わない。「(打線が)つながってないんだから。ダメですな」と吐き捨て、いら立ちを隠せなかった。
昨季4勝を献上した苦手とする上沢の前に打線も2安打1得点。投打がかみ合わない苦しい状況が続く中、森脇監督は「ちょっと良くなかったね。負けこんでいるが、下を向くことはできない」と前を向いた。4日の相手先発は去年0勝2敗と苦手にしている大谷。大物食いで一気に流れを変えるしかない。(橋本 健吾)
(スポーツ報知)
オーナーが、がたがた騒ぐことほど、見苦しいものはない。
日本ハム、大谷、今日も負けるな。大金で大型補強したチームに負けるな。
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