メキシコ料理の代名詞「タコス」。手軽に食べられることでも人気ですが、このアメリカで人気のタコスの専門店が東京の渋谷に21日、オープンしました。今後、ピザやハンバーガーの専門店も日本への進出を予定しています。いずれもアメリカの人気店ばかりですが、業績が悪化するマクドナルドのお客さんを奪うことはできるのでしょうか。
「有給休暇を取ってわざわざ来ました。ここしかないかなと思って」(開店を待つ人)
「十何年間ずっと待っていたファストフードです」(開店を待つ人)
21日、東京・渋谷区にオープンしたのはアメリカで人気のメキシカン・ファストフード店「タコベル」。全米を中心に世界で6000店舗以上を展開する有名ブランドです。
メインは「タコス」。トルティーヤにたっぷりの野菜と肉、そしてソースなどを挟みます。肉やソースの辛さは3種類から選べるほか、セットメニューのドリンクは飲み放題だといいます。
「野菜が多いので、おいしくばくばく食べられるかな」(来店客)
タコベルは1980年代に一度、日本進出を果たしましたが、このときは定着せず、在日アメリカ軍基地内にある店舗を残し、撤退した経緯があります。
21日、オープンした再上陸1号店の立地は大通りから1本入った路地。周囲には日本のファストフード店が目立ちます。再進出にあたり「タコライス」など日本限定のメニューも用意しました。
「今はタコベルにとってはチャンスです。渋谷店から日本の中で成長するうえで、完璧なタイミングだったと考えています」(タコベルインターナショナル、メリッサ・ローラ社長)
一方、日本ではファストフードの代名詞とも言える日本マクドナルドが異物混入問題などで業績が悪化。今期は380億円の最終赤字に陥るという見通しを発表し、全国131店舗を閉鎖する方針を示しました。
こうした状況の中、海外のファストフード店の進出が目立ちます。アメリカ・ロサンゼルスを中心にチェーン展開するピザ専門店、「800デグリーズ・ナポリタン・ピッツェリア」は、来年の春、都内に日本1号店をオープンする予定です。およそ40種類の具材を選べるのが特徴だといいます。
また、良質な肉と野菜にこだわりニューヨークで人気のハンバーガー店「シェイク・シャック」が来年、都内に1号店をオープンし、2020年までに10店舗まで拡大する計画です。「マックキラー」との呼び声高いハンバーガーチェーンの動向が注目されます。
日本進出の背景には、増加する外国人観光客があると指摘する声も。
「長期的に考えれば、日本は2020年に東京五輪を控えていることもあり、外国人観光客はさらに増えるだろうという意味では、日本の市場に魅力があった。既存のファストフード店もうかうかしていられない状況になる可能性がある」(第一生命経済研究所・永濱利廣主席エコノミスト)
日本の消費者と外国人観光客の一石二鳥を狙えるのか。今後の動向が注目されます。(21日18:08)
(TBS系 JNN)
マック低迷で、アメリカの人気店の日本進出が加速するのでしょうか。
メキシコ料理のタコスは、美味しく、肉だけでなく、野菜もたくさん摂れてヘルシーです。家で、手巻き寿司のように、トルティーヤを用意して、好きな食材を乗せて包んで食べると楽しい。
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