【ニューヨーク=松浦肇】米南部サウスカロライナ州の司法当局は7日、黒人男性を射殺した疑いで、同州ノースチャールストンの白人警察官を訴追した。米ニューヨーク・タイムズ紙が入手した通行人撮影の映像では、逃げる丸腰の男性の背後から警察官が銃弾8発を発砲している。
ニューヨーク・タイムズなどの報道によると、警察官のマイケル・スラガー容疑者(33)は4日、尾灯が壊れた車に乗っていた黒人男性のウォルター・スコットさん(50)を呼び止めた。スコットさんがスタンガンを奪おうとしたため発砲につながった、とスラガー容疑者は地元警察に提出した調書で説明していたが、通行人撮影の映像では確認できない。
映像では、警察官が倒れたスコットさんのそばにスタンガンのような物体を落とす偽装工作とみられる場面も登場する。
ノースチャールストンの人口構成は黒人が5割弱、白人が4割弱とほぼ拮抗(きっこう)しているが、地元警察の約8割が白人だ。米国では丸腰の黒人を死亡させた白人警官の不起訴処分が相次いだだけに、警察に対する黒人社会からの反発が予想される。
(産経新聞)
黒人に対する人種差別以前に、この白人警官に問題があるように思います。
射殺後に偽装工作の手口は、悪質な犯罪者そのものです。
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