バルク氏は03年、マーケティング担当幹部としてFIFA入りし、スポンサー契約をめぐる問題から担当を外れた後もこのほど5選を果たしたブラッター会長の側近を務めていた。
FIFAスポークスマンは、財政部門担当幹部のジュリオ・グロンドナ氏(昨年死去)が送金の権限を持っていたと説明している。その一方で、「組織規則に従って実行された」とも指摘。同紙によれば、組織規則は、組織の口座を管理し、送金する権限を有しているのは事務局長であると規定している。
事件の起訴状は、送金を行っていた人物について、「高い地位のFIFA当局者」としていた。一方、この当局者が賄賂だと認識していたとは、指摘していなかった。
バルク氏はこれまで、送金に関する権限を自身が有していないと主張。起訴状も、送金が単に「実行された」という表現にとどまっていた。
ニューヨークの裁判所は、同氏らがクレジットカード会社のビザやマスターカードとのスポンサー契約をめぐる交渉で、たびたびウソをついていたと指摘。FIFAは「ビジネスの規律に違反したことを看過できない」との声明を出していた。
FIFAとマスターカード社はその後、和解した。FIFIAのブラッター会長はその数日後、同氏を事務局長職に据え、この問題の責任は問われないままという。
(産経新聞)
FIFAの組織ぐるみでの悪行が明らかになってきている。
最終的には、ブラッター会長も逮捕か。
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