日本ハムのルイス・メンドーサ投手(31)が28日、西武戦(西武プリ)で7回4安打無失点と好投。5月26日以来の白星となる今季4勝目を挙げた。チームはいずれも大量失点で2連敗していたが、強力打線を封じ込み連敗を2でストップ。2位・西武に再びゲーム差なしと迫った。
一塁線に転がったボールを拾うと、メンドーサは一塁へ下からトスした。7回2死一塁。木村を投ゴロに仕留めると、グラブを叩きベンチへ駆け戻った。「最近、先発が長い回を投げてなかったし、何とか連敗を止めたかった」。2試合で21点を奪われていた好調の西武打線を、7回4安打無失点。菊池との投げ合いを制し、今季4勝目を挙げた。
準備が実を結んだ。西武打線の好調さに加え、助っ人右腕は昨季から西武戦は1勝5敗。「奨太(大野)といつもより長いミーティングをした。各バッターに対して細かくね」。初回の無死一、二塁に始まり、4度も先頭打者に安打を許したが、“予習効果”で「冷静さを失わずにいけた」。2巡目以降はチェンジアップも有効に使い、スコアボードに「0」を並べた。
家族が力になっている。5月4日に生まれた第1子・マルセロくんとモニカ夫人が、前回登板した21日のソフトバンク戦(ヤフオクD)に合わせて来日。観戦に訪れたが、右手のマメを潰し白星を贈ることができなかった。それでもマルセロくん来日後は、これで10イニング連続無失点。今回は札幌の自宅でテレビ観戦だったが「この勝利を奥さんと子どもにささげたい」と笑った。
チームの連敗を止めた好投に、栗山監督も「よく頑張ったね。ピッチャーが頑張るしかない試合。本当によく頑張ってくれた」と最敬礼。来日2年目で、心身ともに充実の色を濃くする右腕が、正念場を迎えたチームを救っていく。(山口 泰史)
(スポーツ報知)
メンドーサ、石川慎吾の活躍は素晴らしかったが、真のヒーローは捕手の大野だろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿