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2015年6月29日月曜日

女子W杯 躍動、なでしこ4強 仲間がつなぎ…岩渕決めた


 【エドモントン(カナダ)=禰宜田功】女子のワールドカップ(W杯)カナダ大会で日本代表「なでしこジャパン」は27日、エドモントンで行われた準々決勝でオーストラリアを1-0で下して2大会連続2度目のベスト4入りを果たし、2連覇へ一歩前進した。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本は、7月1日午後5時(日本時間2日午前8時)の準決勝で同6位のイングランドと対戦する。決勝は5日(同6日)に行われる。

 主導権を握った日本は、終盤まで好機を生かせなかったものの、途中出場した岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)が後半42分にW杯初得点となる決勝ゴールを挙げた。

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 「おまえが決めろよ」と佐々木監督からのゲキを受け、岩渕は奮い立った。後半27分、大野に代わりピッチに立つと、得意のドリブルで相手DFに挑み、得点の機会をうかがった。そして、最高の形で期待に応えた。

 後半42分だった。宮間からの左CK。いったんは相手にクリアされたボールを宇津木が拾い、ゴール前やや右の岩清水につないだ。相手GKと交錯しながら岩清水が右足でボールを左に流すと、そこに岩渕がいた。

 「うわっ、来た」と思った。ゴールはがら空き。155センチの小さな体を左に倒し、右足で確実にネットを揺らした。「こぼれ球をつないでくれたみんなに感謝したい。おいしいところを頂きました」。チーム最年少の22歳。W杯初得点に白い歯をこぼした。

 この得点を日本から演出したのが、男子日本代表のFW宇佐美(G大阪)。岩渕にとっていわば恩人。2013年にドイツ・ホッフェンハイムに移籍した時、男子チームに所属していた。同年代ということもあり意気投合。宇佐美の自宅に「居候していた」。妻・蘭さんの手料理を口にし、けがをした時は蘭さんがリハビリ施設まで送迎を手伝ってくれたこともあった。

 この日も会場に向かう前、宇佐美が27日の山形戦で自身J1初のハットトリックを達成した映像を確認。ゴールへのイメージを膨らませていただけに「宇佐美さまさまです」と感謝した。

 先月下旬、今大会に向けた合宿中に右膝を負傷。別メニューでの調整をへて、1次リーグ最終戦で復帰した。連覇まであと2勝。「一つでも良い結果を残せるようにしたい」。出遅れた分をこれから取り戻す。 (禰宜田功)
(東京新聞)

 男子と違って、女子は素晴らしい。

 体力・身体能力は、外国人が勝っていると思うが、技術とチームプレーが良いのだろうか。岩渕のドリブルは世界一との評判もあり、だとすると体力も負けていないのだろう。

 男子は、何年たってもランキング4位なんて有り得ないけど、女子を見習うべきだろう。

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