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2015年6月26日金曜日

課税漏れ 不動産会社 大阪国税局 秘匿金課税


 大阪・咲洲(さきしま)のランドマークの一つとして知られた旧ライカビル(大阪市住之江区)の土地と建物をめぐり、取引を仲介した不動産会社「MK管財」(同市淀川区)が、大阪国税局から約2億円の所得隠しを指摘されていたことが25日、関係者への取材で分かった。経費の一部が実体のない会社に支払われており、使途不明金と判断されたもようだ。同国税局はMK管財に重加算税を含む法人税約5千万円を追徴課税した。

 売買されたのは、建築家の安藤忠雄氏が設計を手がけたことでも知られた旧ライカビルの土地と建物。敷地面積は約2万3千平方メートルで、大阪市内のアパレル企業が平成2年に地上7階・地下1階建ての商業ビルを建てた。

 23年10月28日、同市住之江区の社団法人がアパレル企業から土地・建物を取得。同日中に信託の受益者変更という方法で6法人が売買を繰り返し、最終的に東証1部上場企業の社長個人の資産管理会社(同市中央区)が設立した子会社へ売却された。この子会社は24年7月、住之江区の医療法人に転売。ビルは25年春までに取り壊された。

 関係者によると、MK管財はこれらの売買を仲介したことで、多額の仲介手数料を受け取るとともに数億円の経費を計上した。大阪国税局は、このうち約2億円分の支払先とされた企業には活動実体がないと判断。MK管財が実際の支出先を明らかにしなかったため、課税対象と認定したもようだ。

 MK管財の代表取締役は、産経新聞の取材申し入れに「取材は断る」と話した。
(産経新聞)

 誰かに2億円を謝礼として支払ったのだろうが、支出先を明らかにしないため、支出した不動産会社が課税される使途不明金の秘匿金課税です。

 誰に支払ったのか。政治家でしょうか。

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