国際サッカー連盟(FIFA)幹部らによる巨額汚職事件で、パラグアイの司法当局は1日、一連の不正にかかわった疑いがあるとして、ニコラス・レオス元南米サッカー連盟会長(86)を逮捕した。事件に着手した米国はレオス氏の引き渡しを求めており、パラグアイ政府もこれに応じるとみられる。
レオス氏は1986年から27年間にわたり、南米連盟会長を務めた大物で、南米サッカー界を長期にわたり支配してきた。10年以上、FIFA理事を務めた経歴も持つ。
地元メディアによると、レオス氏は米司法省によって先月27日に他の13人と共に起訴されて以来、自身が所有する企業グループの病院に高血圧を理由に入院していた。パラグアイの法律では、70歳以上の高齢者や病人の勾留が認められていないため、今後は病院から自宅に移され、警察の監視下に置かれるという。(田村剛)
(朝日新聞デジタル)
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