トヨタ 仲間意識強調、かばう姿勢も＝「サポート不足」反省―女性役員逮捕で・豊田社長会見

　トヨタ自動車の常務役員ジュリー・ハンプ容疑者（55）が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、東京本社で19日午後、記者会見した豊田章男社長。「お騒がせすることになり、誠に申し訳なく思っている」と頭を深々と下げたが、約30分間の会見では「仲間を信じている」と繰り返し、不慣れな日本で逮捕された同容疑者をかばうような姿勢も見せた。
　会見冒頭、片手でマイクを持ち直立した姿勢で、「このたびは弊社の常務役員の件で世間をお騒がせすることになり、誠に申し訳なく思っている」と頭を下げた。しかし、その後はハンプ容疑者について「かけがえのない仲間」「法を犯す意図がなかったと信じている」と淡々と語った。
　反省すべき点として、来日して間もない同容疑者を「サポートする準備が会社として多少不足していた」と述べた。同容疑者が東京・六本木のホテルで1人で暮らしていたことについては、「数カ月ホテル住まいすることはあり得ることと思う」と話した。

（時事通信）

　なぜ、このタイミングでの記者会見なんだろう。

　事実関係が明らかになったら、謝罪会見をするのだろうか。