歴史に新たな1ページが刻まれた。 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間7月7日、本拠地で行われているボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で先発すると、5回に今季32号本塁打を叩き込んだ。シーズン32発は2004年に松井秀喜が記録した日本人選手最多を更新する一撃だった。 出場わずか81試合で"ゴジラ超え"を達成した大谷。一方、松井は2004年のシーズン159試合目、9月30日に31号に到達した。単純計算で2倍速いスピード記録であり、大谷は年間60本塁打も十分狙えるペースというのだから、驚きという言葉ではとても形容できないものである。 しかし、“ゴジラ”は違うようだ。松井は大谷の32号新記録に対し、球団を通して自らの経験を含みながら、彼らしい素晴らしい言葉を届けている。 「シーズン32本塁打は、大谷選手のような打者からすれば、ただの通過点に過ぎないでしょう。メジャーリーグでは、私も長距離打者とは呼ばれたことはありました。しかし、大谷選手こそが真の長距離打者だと感じます。 また、大谷選手は素晴らしいピッチャーでもあります。そして、メジャーリーガーにとって常識と考えられていたものを超えていっています。彼のような選手は存在しません。 大谷選手には今後も、ファンや子供たちの希望や夢を背負い、成功を収め続けてほしいと思います。私も一野球ファンとして、大谷選手が今後どんなことをやってのけるのか、楽しみにしています」 同じ野球人としての感覚を持ちながら、松井自身が"ファン"としてそのプレーを楽しむ。大谷翔平という存在に、いま我々が抱く感情を、あの松井秀喜も持っていたようだ。この言葉が、大谷がこれほどまでに球界から愛され、リスペクトされるゆえんを表しているように思う。 改めて、「今後どんな成功」を収めるのか。非常に楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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二刀流でのゴジラ超えは素晴らしい。
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