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巨人・中田翔内野手(32)は5日の阪神戦(甲子園)で7試合ぶりにスタメン落ち。8回に代打も岩崎の前に空振り三振に倒れた。ライバル球団の偵察部隊に弱点を丸裸にされ、「今年はもう打てないんじゃないかな」と“戦力外”の烙印まで押される始末だ。 巨人に来てから13試合で32打数5安打、打率・156。目立った仕事は移籍2戦目となる8月22日のDeNA戦で放った本塁打による2打点だけで、阪神との首位攻防戦でも見せ場はなかった。 4日の同カードでは阪神先発のガンケルからアルプス席に特大ファウルを打ったが、「今は内角に手を出すと、あれが精一杯。フェアグラウンドには飛ばない」とばっさり切り捨てるのは、セ球団のあるスコアラーだ。 「彼が若い頃には(バッテリーに)『内角には投げるな』と指示したぐらい、もともと内角は強かった。だが、年齢とともに身体のキレがなくなり、内角球を裁けなくなってしまった」とズバリ指摘。「ここに投げておけば抑えられるというのがあるので、阪神の佐藤輝と同じで説明しやすい打者。もちろん投げミスをすれば打たれるが、しっかり攻めれば大丈夫」と自信を持っている。 どこかが気づいた攻略法は瞬く間に他球団にも広まる。力勝負のパ・リーグに対し、相手の弱点を徹底的に突くのがセ・リーグの野球だ。内角を意識するあまり、打てない球にまで手を出して凡退を繰り返す悪循環。今や中田は自分の打撃を完全に見失っている。 批判も強いなか「まだ32歳、才能ある野球人。過去、現在、未来全てを共有する覚悟」で引き取った原監督にとって、中田の再生は使命といっていい。あくまで1軍で変わり身を待つのか、それとも2軍で再調整を命じるのか。これだけの大物を降格させれば、ファームに混乱を招くのも必至だが、逆転Vへ決断が迫られる。 (塚沢健太郎)
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このままでは、戦力外も時間の問題でしょう。また、日本ハムに戻る可能性もありでしょうか。
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