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山口県阿武町が新型コロナウイルス対策関連の給付金として4630万円を誤って町内の男性(24)に振り込み、返還されていない問題で、男性の代理人を務める弁護士が16日、山口市で記者会見を開き、男性は入金された給付金を使い切ってしまっており、「現実的に返還が難しい」と述べた。男性がこれまでに、県警から任意の聴取を2度受けたことも明らかにした。
弁護士によると、男性は現在、返還に充てられる金や財産的価値のあるものは所持していないという。弁護士は「本人がスマートフォンの操作で(入金された給付金を)送金しているように聞いた」と説明し、使い道は「事実確認ができていない」とした。
町によると、4月8日に町から男性の口座に入金があり、約2週間かけてほぼ全額が引き出されていた。弁護士が男性から相談を受けたのは同14日。町は今月12日、男性を相手取り、返還を求めて提訴し、翌13日に正式に代理人の依頼を受けたという。
弁護士は提訴について「訴訟の中で何らかの解決が図れるように検討したい」と語った。男性は4月、県警に出頭し、一連の事情を説明した上でスマートフォンを提出し、今月10日にも聴取に応じたという。事情聴取について県警幹部は「詳しいことは言えない」としている。
また、男性について町は「所在が分からなくなっている」と説明していたが、弁護士は、県警の聴取に応じ、自身を通じて連絡が取れていることを強調。今回の問題に関して、「第三者の関与の影はみられない」との認識も示した。
弁護士の会見を受け、報道陣の取材に応じた花田憲彦町長は「すでに警察が捜査を進めている」として、刑事告訴はしない方針を示した。
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自分のお金ではないのに、返還を拒否して、何に使ったのでしょうか。
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