山口県阿武町が4630万円を誤給付し、同町の無職、田口翔容疑者(24)が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された事件で、田口容疑者が金を振り込んだオンライン決済代行業者の口座残高を町が銀行に確認したところ、計約600万円だったことが27日、町の代理人弁護士への取材で判明した。その後、3社から町に「返還したい」と連絡があり、町は約4300万円を確保できたという。
田口容疑者は、誤給付された4630万円の大半をオンライン決済代行業者3社に振り込んでおり「ネット(オンライン)カジノで全て使った」と説明していた。町の代理人弁護士によると、田口容疑者に返還を拒否された後、町は容疑者が税金を滞納していたことに着目。財産を調べるため容疑者の銀行口座の動きを確認し、4月27日に2銀行にある3社の口座を差し押さえる仮処分を申し立てた。
町が2銀行に対して、4月28日時点の3社の口座残高を確認したところ、合わせて約600万円だったことが判明。町の代理人弁護士は「(田口容疑者が)振り込んだものが残っていたのかどうかは分からない」としている。
代理人弁護士によると、田口容疑者が逮捕された翌日の5月19日、町が3社に対して債権の差し押さえと取り立て手続きを進めるなどした結果、20日に3社から町の口座に返還があり、最終的に誤給付分の9割超に当たる計4299万3434円を法的確保した。残高が計約600万円だった3社が計約4300万円を返還できた経緯については、代理人弁護士は「分からない」としている。【福原英信、堀菜菜子】
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税金滞納で、国税徴収法を使ったことが全てでしょう。
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