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北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)の桂田精一社長(58)は7日、乗客の家族への説明会を開き、事故の補償に初めて言及した。犠牲者に対して1人当たり上限1億円の保険金が出ると説明したという。 説明会は午後1時に開始。桂田社長は約1時間前に会場の斜里町ウトロ支所に姿を見せたが、報道陣の問いかけに応じなかった。現地に残っている乗客の家族9組25人が参加。現場を離れた約20人の家族もオンラインで視聴したといい、桂田社長が依頼した弁護士2人も同席した。 説明会に立ち会った国土交通省関係者によると、家族からは知床遊覧船が加入する具体的な保険の内容や今後の問い合わせ先などについて複数の質問があった。弁護士からは事故の補償だけでなく、家族に対する慰謝料の支払いについての話もあったという。 説明会の冒頭で深々と頭を下げて「この度は申し訳ありませんでした」と改めて謝罪した桂田社長。事故後の滞在費や葬儀費などに関しては弁護士が説明し、桂田社長は終始無言だった。補償についての家族説明会は今回のみで、今後は各家族に個別で対応する予定という。 桂田社長は4月27日の記者会見で保険に入っていることを明らかにし、「今回は乗っていた1人につき1億円。66人乗りなので最大66億円」などと説明していた。【福島祥、遠藤龍】
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ずさんな経営で多数の犠牲者も、高額な保険に加入していたことは幸いです。
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