トラックの運転を自営業者に外注したように装って消費税の控除額を水増しするなどし、約8500万円を脱税したとして、名古屋国税局が消費税法違反と所得税法違反の疑いで、名古屋市緑区の運送会社「大輪」と川崎清彦社長(76)=同区=ら役員2人を名古屋地検に告発したことが9日、分かった。同社は修正申告に応じた。
関係者によると、川崎社長らは、仕入れに掛かった消費税を納付税額から差し引く控除制度を悪用。従業員の運転手約100人に支払った給与を、個人事業主と契約したと偽って外注費に計上し直す手口で、2014年4月期までの3年間で消費税約6000万円を免れたとされる。
運転手からは所得税を源泉徴収していたが、14年7月までの3年間に集めた約2500万円を納付しなかった疑いも持たれている。
国税局が同9月に査察(強制調査)に入って発覚。不正な資金は事業拡大に充てたという。
大輪は1991年設立。同社によると、主に食品、工業製品を扱っている。千葉県、京都府などにも営業拠点を広げ、14年4月期の売上高は約26億円だった。取材に対し、川崎社長は「故意ではなかったが、代表として全責任を取る」と話した。
(時事通信)
トラックの運転手が自営業者の場合は、外注費で、消費税の課税仕入れの対象になります。
記事からの推測ですが、この事案の場合は、運転手が従業員で給与から源泉徴収していたが、消費税・源泉所得税を免れるために、給与を外注費に仮装していたのでしょう。
誰かが節税になるとアドバイスしたのでしょうか。
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