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2015年6月19日金曜日

トヨタ初の女性役員逮捕 麻薬取締法違反の疑い


 米国から麻薬成分を含む錠剤を輸入したとして、警視庁は十八日、麻薬取締法違反(輸入)の疑いで、米国籍でトヨタ自動車常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者(55)を逮捕した。組織犯罪対策五課によると、ハンプ容疑者は「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑では十一日、米国ケンタッキー州の国際空港から国際郵便の小包で麻薬成分を含む鎮痛剤オキシコドン五十七錠を成田空港に輸入したとされる。同課は個人で使用するために輸入したとみて、経緯を調べる。同課によると、錠剤は袋に入れられ、小包の中にあった。税関職員が十一日、成田空港で発見した。小包の宛先は、ハンプ容疑者が滞在している東京都港区六本木のホテルになっていた。

◆鎮痛剤 処方箋で購入可能

 麻薬「オキシコドン」は医療用の鎮痛剤として用いられ、摂取すると感覚がまひし、眠気を誘う作用がある。

 日本では、厚生労働省が二〇〇三年に承認し、医師の処方箋があれば、麻薬小売業の免許を持つ薬局で購入できるようになった。主には、がんの痛みを緩和する薬として使われている。

 藤田保健衛生大の東口高志教授(外科・緩和医療学)は「覚せい剤のような覚醒作用や気分が高揚する作用はないが、鎮静作用や眠気を誘う効用がある」と話す。

 別の専門家によると、過度に服用すればヘロイン系の麻薬のような快感を高める作用もあるという。米国でも医療の現場で用いられているが、薬物中毒者が恍惚(こうこつ)感が得られるとしてオキシコドンを乱用するケースが目立っている。

 厚労省東海北陸厚生局麻薬取締部によると、オキシコドンは、医師と厚労省の証明書があれば、個人が手荷物で海外から持ち込むことができるが、国際郵便の場合は証明書があっても持ち込むことはできないという。
◆捜査には全面的に協力 トヨタがコメント

 トヨタ自動車が18日夜に発表したコメントは次の通り。

 お騒がせして誠に申し訳ありません。ハンプ氏の逮捕について承知しておりますが、当局の捜査が継続しており、それ以上の事実は把握しておりません。捜査には全面的に協力してまいります。われわれは今後の捜査を通じ、ハンプ氏に法を犯す意図はなかったということが明らかにされると信じております。
(東京新聞)

 仮に、鎮静剤や睡眠薬のように使用していたら無罪放免なんだろうか。
 それでも、麻薬に該当し、許可を得て持ち込んでないから、アウトなのか。

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