総務省は5日の閣議で、国の債権管理に関する行政評価の結果を報告した。それによると、国庫に入るべき160件で時効が成立し、約4億7000万円の回収が困難になった。同省は厚生労働省や外務省など11府省に対し、差し押さえや督促を適切に行うよう勧告した。
機関別にみて回収困難額が最も大きかったのは、厚労省の約3億5500万円(28件)。次いで日本年金機構の約4100万円(6件)、環境省の約2100万円(9件)だった。
厚労省大阪労働局では、労働災害の加害者に対して被害者の治療費4757万円を請求したが、納入されないままだった。外務省会計課では、公金を横領した元職員に対する損害賠償金債権726万円を一度も督促しないまま、時効が成立した。
行政評価は2014年5月~15年6月にかけて実施。国の債権のうち、(1)13年度末時点で支払期限が過ぎている(2)徴収の見込みがないとして欠損処理などを行った-ものの中から2469件(約382億1000万円)を抽出して調査した。(2015/06/05-08:48)
(時事通信)
公務員の怠慢で、回収できず、税金が無駄になったニュースです。
誰の責任で、回収できなかったのでしょうか。
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