MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。トレーニング中に負ったケガを抱え、レースへの出場すら不安視されていたロッシだが、フリー走行3回目でトップタイムを記録し、トップでQ2に進出した。
総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたヨハン・ザルコ(ヤマハ)とダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)のふたりを加えた12名のライダーによって、気温28度、路面温度55度のドライコンディションで、Q2は争われた。
1回目のアタックをリードしたのはQ1で2番手につけQ2に進出したペトルッチ。残り5分を切って2回目のアタックが始まると、ダニ・ペドロサ(ホンダ)がリーダーボードのトップに浮上する。
しかし、その直後にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がファステストラップを更新。さらに残り2分を切ったところでビニャーレスが1分46秒575を記録。このタイムを上回る者はおらず、ビニャーレスが前戦フランスGPに続く、今シーズン3回目のポールポジションを獲得した。
ロッシはフリー走行4回目で転倒を喫したが、Q2では終盤のアタックで1分46秒814を記録。この時点ではペトルッチが2番手につけていたが、ペトルッチの当該ラップはコース外走行でキャンセルとなり、ロッシが2番グリッドを獲得。ヤマハが予選ワンツーを獲得した。
3番手に1分46秒835でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、今シーズン初のフロントロウを獲得。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が1分46秒878で4番手に続いた。
5番手に1分46秒999でダニ・ペドロサ(ホンダ)、6番手に1分47秒050でマルク・マルケス(ホンダ)、7番手に1分47秒152でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)の順で続き、バウティスタは1分47秒167で8番手、ペトルッチは1分47秒266で9番手となった。MotoGPクラスステップアップ後、初めてQ2に進出したティト・ラバット(ホンダ)は1分47秒282で10番手に。
Q1でトップタイムを記録していたザルコは1分47秒319で11番手。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はQ2序盤に9コーナーで転倒を喫したが、マシンを乗り換え走行を続行。1分47秒475で12番手となった。
以下、Q1のタイム順に、カル・クラッチロー(ホンダ)が1分47秒220で13番手、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が1分47秒272で14番手、ジョナス・フォルガー(ヤマハ)が1分47秒305で15番手に続き、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)は1分47秒625で16番手に終わった。
以下、17番手に1分47秒809でロリス・バズ(ドゥカティ)、18番手に1分47秒940でポル・エスパルガロ(KTM)、19番手に1分47秒961でジャック・ミラー(ホンダ)、20番手に1分47秒975でスコット・レディング(ドゥカティ)、21番手に1分48秒361でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、22番手に1分48秒416でサム・ロウズ(アプリリア)、23番手に1分48秒594でブラドリー・スミス(KTM)、24番手に1分48秒892でシルバン・ギュントーリ(スズキ)の順となった。
[オートスポーツweb ]
ロッシとビニャーレスのバトルに注目だろう。
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